業務用エアコン取付工事の流れ

業務用エアコンを使用するには、設置取付工事が必要です。そのため購入する前の現地調査の段階で、業務用エアコンの室外機と室内機をどこに設置するのかをあらかじめ決めておくと良いでしょう。室外機の設置場所は、吸い込みスペースと吹き出しスペースを確保しなくてはいけません。隣接する場所へ配慮しながらも、冷媒配管との接続ができるかどうかを考慮して、設置場所を選びましょう。

その際に外部の設備も考慮に入れておくと安心です。一方室内機を選ぶ際には、部屋の広さや高さそして形状だけでなく天井の懐や他の設備も考慮に入れて、容量やタイプを決めなくてはいけません。しかも、取付位置は必ずしも希望通りになるとは限りませんので注意が必要です。というのも、配管や配線の都合によって設置できる場所が限定されてしまうからです。

取付工事の所要時間は、業務用エアコン1台あたり6時間から8時間程度です。まず最初におこなうことは、搬入の経路やスペースの確保です。床や備品などを傷つけないよう養生します。エアコンの入れ替えの場合は、冷媒ガスの回収と室内機と室外機を取り外した後に、室内機と室外機を取付けます。

その後に配管や配線の工事をおこない、化粧パネルとリモコン設置工事へと進み、真空引きと気密試験という流れです。試運転で問題がなければ、清掃を済ませて引き渡しとなります。工事完了後には注意事項や使用方法の説明がありますので、メンテナンスやクリーニングについて聞いておくと安心です。

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